美少女ロボット計画2017 第14章 美少女ロボットと考える教育

美少女ロボット計画

美少女ロボットには、小学校から高校で学ぶ全科目を教育させます。

国語、外国語、数学(算数)、理科、(物理、科学、その他)、社会(歴史、地理、政治、宗教・哲学・倫理学)、家庭科、工学、性教育の知識、あと必要に応じて音楽や美術と体育を学んで貰います。

以上の知識と思考方法は美少女ロボットの製造時にプリインストールされ、追加や修正は後に出来るようにします。

 

これら全てを習得すれば先生(学校の教師)になれる程の才能を発揮しますが、人間相手では人間の生徒からナメられたりして授業崩壊または学級崩壊になる恐れがあるので、先生という職業はそれなりの人間性と敏腕さを併せ持った人間の先生が指導するべきです。

 

仮に美少女ロボットを家庭教師にすれば、向いているほうだと思います。それでも学校の授業でも同じ事で、子供が自発的に勉強する意欲を持たせない事には勉強は身に付きません。

 

次に、以上の学校で習う授業のような教育だけでなく、人付き合いやコミュニケーション、礼儀作法や躾なども学んで貰う必要もあるでしょう。

躾については、人間に対するそれとは異なる部分もあると考えられます。

いつか、人間の親よりも育児教育に優れたロボットが現れた暁には、人間の親が子供に間違った教育をした事を悔み改めて貰う時が来るのかもしれません。

 

政治や宗教や価値観の主義・主張や小学校から高校の授業で一切学べない知識は大学で学ぶことになりますね。

 

哲学の章でも登場したイマヌエル・カントは、なぜ教育が欠けてはならないのかという問題について、「人は教育によって人間になる」と述べ、人間らしく生きるために教育が必要であると論じました。学びの意欲を喪失した若者が多いといわれる現代に於いて、なぜ教育が必要かが改めて問われる状況にあります。